新規事業開発で活用したい6つのビジネスモデル

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新規事業開発の代表的なビジネスモデルの解説 ビジネスフレームワーク
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駆け出しプロデューサー
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世の中には「よくこんな仕組み思いつくな!」といううなるようなビジネスモデルがありますよね。どうしたらこういうビジネスモデルを作れるようになるのでしょうか?

BizDevPro
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新規事業を担当している事業企画職の人でも毎度毎度ゼロから革新的なビジネスモデルが閃くというわけではありません。世の中のビジネスモデルのパターンを知り再利用や応用をする事で新しいビジネスが生まれると思います。

ビジネスモデルにはある程度パターンが存在しますので、今回はそのパターンを学び、自分のものにしてしまいましょう。

よく知られているビジネスモデルのパターンを6つに分類しました。
以下のビジネスモデルのパターンを覚え、自分流にカスタマイズできるように使いこなせるようにしましょう。

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新規事業開発6つのビジネスモデル  ①アンバンドルビジネスモデル

例:QBハウス、LCC

身の回りのサービスを見てみると一つのサービスにあらゆる要素が含まれる事に気づくと思います。
アンバンドルビジネスモデルはこうした一つにまとまっているものをバラバラに分解し、バラバラにした一要素に着目して新たなビジネスを創出する事を指します。
例えば上記にQBハウスを例に挙げましたが、美容院業界が良い例だと思います。
従来の美容院では、カット、シャンプー、マッサージのサービスがセット(バンドリング)として提供されるのが当たり前でした。
QBハウスはカットのみを切り離し低価格で提供することにより「美容院なんて髪だけを切ってもらえればよい」という消費者の要求にこたえる事に成功しています。
LCCでも同じですね。機内食を始めとする機内サービスなどを極力そぎ落とし、価格を落としたモデルです。

新規事業開発6つのビジネスモデル ②ロングテール

例:Amazon

これは有名なビジネスモデルかと思います。
多くのものを少なく販売するモデルです。あまり頻繁に売れないニッチ製品を数多く提供します。ニッチ製品の売上を集めると、少数のベストセラーによる収益に依存するこれまでのモデルと同じくらい、大きな収益を上げることができます

以前は売れ過ぎの商品を分析しリソースを売れ筋商品に集中投下する事が常識でした。
上位20%の商品で売り上げ全体の80%を稼ぎ出すという、いわゆる20対80の法則(パレートの法則)は有名かと思います。
こうしたビジネスモデルの前提は物理的な店舗という制約が大きかったと思います。インターネットでは場所などの制約がなくなりますのでこうした制約が破壊され、この波に乗った企業がAmazonです。

新規事業開発6つのビジネスモデル  ③マルチサイドプラットフォーム

例:Google、リクルート

複数の顧客グループをつなぎあわせるもので、プラットフォーム上にほかの顧客グループが同時に存在する場合にのみ、価値が生まれます。
プラットフォームにおいて、グループ同士の交流を促進することで価値が生み出されるのです。
マルチプラットフォームは、ユーザーを獲得すればするほど価値が高まっていき、この現象はネットワーク効果として知られています

有名な例でいうとGoogleの広告ビジネスになりますが、リクルートのリボン図のようなマッチングのビジネスモデルもこのパターンに該当するのではないかと思います。

新規事業開発6つのビジネスモデル  ④フリーミアム

例:スマホゲーム

「無料であること」をフックに何かしらの別の要素でマネタイズするようなビジネスモデルになります。少なくともひとつの顧客セグメントは、無料オファーの恩恵を継続的に受けられます。

以下の4つに分類する事ができます。

直接的内部補助

特定の商品・サービスを販売するために、他の商品・サービスを無料にする戦略です。
Buy One Get One Freeというマーケティング手法があります。「何かを1つ買ったらもう1つは無料」のような売り方ですね。こうしたものに人間は弱い事が行動経済学からもわかっていますのでそれを利用した戦略といえます。

三者間市場

商品やサービスの利用者と提供者とは別の第三者が費用負担をするモデルです。
わかりやすいのはTVですね。テレビ局は番組を制作し、視聴者に提供します。視聴者は無料でTVを見られますが、代わりにスポンサーがテレビ局に広告費を支払っています。

フリーミアム

商品、サービスを無料で提供し、その中の一部のユーザに有料サービスを利用させる(課金させる)事で収益をあげるモデルです。スマホゲームが最たるものですね。

非貨幣市場

社会貢献や世間からの注目・評判などのプレゼンス向上を得るために行われる価値交換を指します。
Wikipediaが該当するかと思います。

新規事業開発6つのビジネスモデル  ⑤オープンビジネスモデル

例:Uber

他のパートナーと組織的にコラボレーションして価値を創り出すために使うモデルです。
よくわからない定義ですが、いわゆるオープンイノベーションです。
企業内で外部のアイデアを実行する「アウトサイド・イン」や、社内のアイデアや眠っている資産を外部パートナーに提供する「インサイド・アウト」などの戦略によって成り立つビジネスモデルです。

APIエコノミーによって実現されるエコシステムなんかはこのビジネスモデルかと思います。
Uberなんかは決済や地図などはそれぞれ外部のサービスとAPIでつないだりしていますのでわかりやすい事例だと思います。

新規事業開発6つのビジネスモデル  ⑥サブスクリプション

例:Amazonプライム、ラクサス

「料金を支払うことで、製品やサービスを一定期間利用することができる」形式のビジネスモデルのこと。英語では「予約購読」や「定期購読」という意味の言葉です。特に専門家ではない一般の方でも「サブスク」「サブスク」と言っているのを耳にしますので、非常に生活に溶け込んだビジネスモデルかと思います。
高級ブランドバッグを所有するのではなく、定額の月額を支払い好きなバッグを利用させるというラクサスのサブスクのビジネスモデルは非常によくできたものだと思います。

コメント

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